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 翌日の夕方3時45分店の前に居た。道のりはそれほど難しくはなかった。  ただ、髪の毛は失敗だった。  脱色してみるとどうやら自分の髪質はキューティクルが強いらしくなかなか染まらなかったのだ。その為通常の3倍の時間をかけて脱色してみると金髪だが艶のない髪になってしまった。トリートメントなんて持ってないし、お金ももうないので復活させることは不可能だった。つまりその髪のまま面接に行くしかなかった  いざ店の入っているビルの近くまで来てみると、通りの雰囲気に飲まれそうだった。様々な色の看板が所せましと並んでいて自分が場違いな気がしてきた。それでも勇気を振り絞って電話をかけた。 『エレベーターで上まで上がってきてください」  そう伝えると電話は切れた。  店の入っている階層につくと、目の前にある扉を叩いた。昨日の尾崎と名乗っていた男扉を開けた。「どうぞ」と言うと中に入るように促された。  室内に入ってみると意外と落ち着いた内装だった。
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