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何でも、叔父さんの知り合いが園長で、最近自治体から「保育所等におけるICT化の推進」を目的とした補助金がついて、システムを導入したんだが、それを専門的に扱える人がいないので雇いたい、ということらしい。それで、もともとIT屋の俺に白羽の矢が立ったというわけだ。
面接は滞りなく済んだ。面接官は二人、園長と理事長だった。園長は五十歳くらいの恰幅のいい女性で、人当たりはとても良さそうな人だった。理事長は結構なお年の男性だったが、はきはきと喋る印象だった。
そして、本日、俺の携帯に園長から電話がかかってきて、採用が告げられたのだ。早速明日から来てくれ、と。とは言え、三ヶ月は試用期間で、正式な採用はそれが終わってからになるということだった。それでも無職よりは遥かにマシだ。俺は大喜びだった。
―――
「今日からICTサポーターを務めます、斎藤ヨシユキと申します。よろしくお願いします!」
初出勤。職員室で自己紹介を済ませた俺は、拍手で迎えられた。
目の前には十数名のスタッフが並んでいる。しかも、全員女性で美人揃い。明らかに俺よりも若そうなロリ系女子から、色気たっぷりの熟女まで、ものすごくバラエティに富んでいる。まさに女の園だ。そんなところに俺が入ってしまって、本当によかったんだろうか……
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