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stage1 GEME
―こんな思いをするなら友達なんかいらなかった。―
この物語は狂ったGEMEに強制的に参加させられ同時に心身共に狂わされた壮絶なゲームの記録である。
◇
私が目を覚ましたとき、私はだだっ広い広間の中央で仰向けになり寝ていた。
「なんでここにいるんだろう…。」
ここまで運ばれた記憶はない。そしてここがどこなのか、どうしてここにいるのか何もかも分からない。人の気配はしない。
体を起こしてみても頭上に豪華すぎるシャンデリアがポツンと吊るされているだけで他には椅子やテーブルなども何もない。
「とりあえずここから出よう…。」
そう言い立ち上がった瞬間、
「え?」
床が落ち、私自身も落ちてしまった。
「キャーっ!!」
叫びにも近い悲鳴を上げた。
そのあと、
「キャーっ!!キャフン!」
叫びにも近い悲鳴から犬のような悲鳴を上げた。
そして思いっきり尻を強打したところから体が何故か動き始めた。
一瞬考え、
「これってベルトコンベア!?」
そしてそのまま流され次第に遠くにあった光が近くなっていき、そこに出たときに見たのがざっと60人程が集まったこちらもだだっ広い広間に着いた。
「お、やっと最後の一人が来た。」
どこかの誰かが言った。それに続けて、
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