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「俺、なんのことか分かんないだけど、こんなの渡されたって迷惑だよね?」
「いや。受け取ろう。そのリボンは良くんお気に入りの雑貨屋のだから何か意味があるのだろう」
タッくんは、リボンのついたわらを受け取った。
「良かった!タッくん、ありがとう!」
瑠璃くんは、そう言って走り去っていった。
…そう言えば瑠璃はあんまりゲームしないなぁとタッくんは気付く。
そのまま、散歩を続けている束砂さんにばったりと会った。
束砂さんの目はタッくんの手にあるリボンつきのわらに。
「タッくんさん!是非そのわらとこのパワーストーンと交換してください!風水好きの私には、それはとても欲しいものです!」
「へ?このわらが?かまわないが」
リボンつきのわらは石へと変わる。
見ようによっては、綺麗に見えるかも知れない石だ。
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