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俺、『南部 智』はブラッドタイプAA、几帳面を絵に描いたような奴だと認識されているし、俺も割と几帳面な方だと思っている。
几帳面なのは神経質なのとは違うぞ、そういう奴も居るかもしれないが俺は違う。
神経質な几帳面さんは多分、こういう日記は残そうなどとは思わないだろう。
絶対忘れないと思うんだが、もしかすると『また』『何か』あって『この』事を忘れてしまう事があるかもしれない。
俺はそれを危惧しているんだ。
だから、この記録は実際、自分に向けたつもりで書いて行く。
もし、もしも、だ。
当事者が今これを読んでいて、もし『何か』が『また』起きているとするなら、『これ』は『それ』らを解決する為の参考になると思っている。
そういう類いの記録日記になるはずだ。
本当に悪意は無いと言う事をまず、最初に主張させてくれ。
それは、ある日突然現れた、訳では無かったと俺は思っている。
何が『始まり』なのかは未だもって良く分からないが、まず最初の異変を語るとするなら……放課後の美術室から、だろうな。
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