3.ぼくは、ベア

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その後、ベアはふわふわと、何気ない自身の日常をゆるーっとさらっと話し続けて、 私はひたすら、相槌を打ち、時にくすっと笑えるエピソードに口元を緩め、 あっという間に、ベアのペースに飲まれていった。 しかし、それはごく自然な流れで。 何にも気負わずに、難しいことも考えず、普通に笑えるその時間が、 不思議なもので、とても心地よかったのを覚えている。 ベアは、いや、丸さんは新しい世界にいるような人だった。
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