6人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
その後、ベアはふわふわと、何気ない自身の日常をゆるーっとさらっと話し続けて、
私はひたすら、相槌を打ち、時にくすっと笑えるエピソードに口元を緩め、
あっという間に、ベアのペースに飲まれていった。
しかし、それはごく自然な流れで。
何にも気負わずに、難しいことも考えず、普通に笑えるその時間が、
不思議なもので、とても心地よかったのを覚えている。
ベアは、いや、丸さんは新しい世界にいるような人だった。
最初のコメントを投稿しよう!