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流星群に願う事
夏の風物詩
臨海学校だか夏合宿だか
そんな名称を忘れるぐらい
きっとどうでもよかった
とりあえず来たキャンプ場
チームに別れて料理をつくり
誰が何担当なんてそんなの特に興味がない
抵抗があるが入らないと行けない大浴場
思春期の盛んな青年達は
湯船で泳ぎ
飛び跳ねる
顔にかかる水しぶき
そんな状況を鬱陶しく思う
この感情も夏のせいかもしれない
いや、夏のせいじゃない
人と関わるのが嫌いなだけだ
湯船につかり騒がしい雑踏から
目をそらす様に空を見た
ほてる体を冷ましたくて
駐車場に横たわる
明かりのない駐車場は、湯船の中よりよく見えた
ビル街では、味わえない程の美しい夜空
夜空をかける閃光
流れ星
誰かが何か言っていたな
今年の夏は、流星群がみれると
もし、この流れ星が願いを叶えてくれるなら
僕は、願いたい
彼らの中に入りたいと
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