あらすじ

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 数十年前。  突如、地球上に未知の生命体『アルターエゴ』が現れ、破壊活動を開始する。  人類は『アルターエゴ殲滅』を掲げて一致団結し、戦闘を開始する。  ◇  ひっそりと1人暮らしをしている小学6年生「御風(ミカゼ) オウカ」は、ある日、「ギンガ」と名乗ったサイボーグと、「グスタフ」と名乗った男から、アルターエゴに対抗できる人型ロボット『UAV』のこと、自分がそのパイロットに選ばれたと知らされ、二つ返事でチームに参加することを決める。  そして、オウカはチーム『キングバード』の基地を訪れ、チームメンバーと出会い、UAV『ジンライ』と出会う。  チームに参加後、世話を焼いてくれるギンガを心から信頼するようになり、複雑な感情も抱くようになる。  やがて、その感情が「好意」であると自覚したオウカだったが、想いを心に秘めたまま、家の裏にある桜をギンガにだけ見せる。  やがて、アルターエゴには"頭脳"と呼べる個体が存在すること、それが太平洋沖の座標『Kポイント』に出現していることを国連が突き止める。  時を同じくして、オウカは本来のジンライが「自爆攻撃専用」の無人機の失敗作であると知る。  さらに、頭脳――ホーネットは強力な再生能力を有することが明らかとなり、今の計画では撃破できないという結論が出される。  そこで、オウカはギンガたちを集め、ジンライを本来の姿――『特殊攻撃専用UAV』として運用する作戦プランを提出した。  数日後。  国連は作戦を許可するが、ギンガはオウカを呼び出し、パイロットを交代しろと頼む。  だが、ギンガに対する想いを吐露(とろ)しながらオウカは拒否。  想いを聞かされ、ギンガは作戦を受け入れるが、その目は涙で一杯だった。  作戦決行日。  オウカは、仲間に本当の作戦内容を明かさないまま出撃する。  戦闘開始後、キングバードはアルターエゴたちを撃破していくも、防御を固めたホーネットに苦戦。  ギンガとオウカ以外のUAVはエネルギー残量が低下し、撤退を余儀なくされる。  ホーネットの攻撃でジンライは満身創痍となるも、捨て身の攻撃でホーネットのバリアと装甲を破壊。  オウカとギンガが再会を約束したあと、ジンライは特攻。  オウカと共にホーネットは消滅した。  翌年。  オウカと見たあの桜のもとにギンガは赴き、声をかけられる。  ギンガは振り返り、オウカと再会する。
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