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***《社長(菅田・煌鬼)side》
塩崎・蒼衣という女性は私の秘書であり私を初めて慰めてくれた人で・・・・・何より、私の好きな人だ。
秘書になったばかりの時はドジをする時もあったが仕事を真面目にしてくれていた。ある日、社長の仕事を辞めたいほど忙しかった時に残業していたらしい彼女は何も言わずに私の髪を優しく撫でてくれた。
その暖かさと撫でられる感触に疲れが癒され幸せな気分になった。
「・・・子供みたいに甘えて・・・・・・何がしたかったんでしょうか・・・」
本当に何がしたかったんだろう。
初めはストレスを減らす為だと彼女に甘えて触れて幸せを感じていた。だから、仕事帰りに彼女を社長室に招き入れ子供のように甘えた。
みっともないと分かっていながら嫌がらない彼女の優しさにつけ込んだ。
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