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早希と南と、立川駅で合流し、それからモノレールに乗り換えて、三駅行くと千波の実家の最寄り駅に着いた。 そこから、千波の実家までは歩いてすぐだった。 大学の同級生だった千波とは、入学して間も無くテニスサークルで知り合った。 名ばかりのそのサークルで同じく知り合った、高橋と早希、南、そして今は仕事で仙台にいる佐伯、この6人で大学の頃はいつも連んでいた。 2年の始め頃から、俺と千波は付き合い始めた。 大学の頃、千波は実家に住んでいたから、その時に何度も来たことある懐かしい道。 そんな懐かしさなんて感じる余裕なんて、もちろんなかったが、体が覚えているのか、自然と足は俺を千波の家へと運んで行く。 俺に着いて、みんなもそろりと歩き始める。     
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