第一夜:涼夜

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第一夜:涼夜

カツン、カツンと地に振動を与えるそれは、一歩一歩、私を進ませる。 見上げた灰の空は歪む。あの頃とは、変われる事ができただろうか。 鈍色のナイフが鈍い光沢を纏う。 何にも変わる事の無い殺気を孕む。 ーーーーー誰か私を殺してくれ。
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