添い寝(優しい彼氏)

世界一美味しいカフェオレ

「ほら、ぎゅーっ。君の悲しい気持ちを僕にちょうだい。僕の元気を分けてあげるから。ね？」
(しがみつく彼女が可愛くてもう少しだけ力を込める)

「ぎゅーっ。元気になぁれ。…元気になぁれ。元気になぁれっ。(←囁く様に)…どう？少しは落ち着いたかな？」
(おでこを擦り付ける様に頷く)

「そんなにおでこ擦りつけると僕に穴が開いちゃうよ？(微笑)ほら、世界一美味しいカフェオレでも飲んで元気出して。飲んだら元気になれるよ」
(今度こそ微笑んだ彼女にホッとした)

「ん？本当に悲しい気持ちが消えちゃったって？だから言ったろ？眠る頃には違う気持ちにしてあげるって。君を元気にする魔法だけは使えるんだよ。…って、なんか僕さっきから恥ずかしい事ばかり言ってるな。…こっち見んなよ。…なに笑ってんだっ くそっ」
(ちょっと予想とは違うが彼女は嬉しそうだ)

「まぁ、いいや。君が笑ってくれるなら何だって。さあ、そろそろ寝ようか。明日も早いんだろ？今日はゆっくり休もう。おやすみ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　ーfin.ー