【2】 寂寥
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明くる日の朝、堂は子供達で一杯になっていた。小さな村ではあったが、全ての家が、子供を翠巒のもとへ寄越したのだ。 翠巒は、長い時間をかけて一人一人の顔を見つめると、にっこりと微笑んだ。 「よく来てくれましたね。 これから、あなた方にあらゆる良きことがたくさん起きますよ」 その言葉で始まった彼の講話は、それから長い間、人々に恵を与え続けることとなる。
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