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「僕だけでなんとかできます!」
「あーあ、かっこつけちゃって」
「いや……」
ソフィの冗談交じりの言葉に彼は反論しようとした。
しかし、彼女は笑った。
「もちろん理由はわかってるわ。助けがほしいならすぐ言いなさいよ」
「レイアス、がんばって」
「神のご加護を」
「あらあら。これだけ声援を浴びればレイアスも百人力ね」
レムのからかいに困りながら彼は馬を走らせた。
剣を抜き、召喚術を発動させながらも彼は何もしてこない尾行者が気になって仕方なかった。
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