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弱い敵をなぎ倒し、それで自信がついた。
だがそれは、自分の実力を勘違いしているだけに過ぎない故に。
強い敵を求め、未知の世界に探検しに行く彼らは。
そこで――今一度自分の実力を思い知らされることになる。
何故ならば――それこそが、『魔族』の賢しい手段であるからだ。
つまり――ここで。
このダンジョンに潜り込んだ“彼ら”は。
果たして、自分の本当に実力を理解しているからこそ、難なく進むのか。
それとも敵の実力を見誤った時に、自分の本当の実力を思い知るのか。
それは――“彼ら”次第だ。
さあ――『魔族』の実力を。真の実力を。本当の脅威を。
自分の本当の実力を。
今一度――知ってみようか?
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