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このたびは、『君に捧げるこの気持ち』をご閲覧いただき、ありがとうございました。
次のページにて、この物語がどのように構築されたのかを写真つきで解説させていただきたいと思っておりますが、
「下書き」をしたのは、1994年、今から28年前になります。
あまり当時のことをお話ししてしまうと、年齢がバレてしまうので本当は伏せておこうかとも考えたんですが、ようやく物語のおわりを皆さまにご披露できましたので、素直に書き綴らさせていただきます。
この物語を書き始めた当時、私は学生でした。(何学生だったかは、恥ずかしいので伏せさせてください)
未成年でしたが、でも、今ほどR指定だったり、エロスに対して否定的な概念のなかった時代でしたので、ガツガツしたエロに特化したボーイズラブまで、十代の前半だった年頃にも関わらず書いていました。(苦笑)
そんな小説を書いていたのは、大概、授業中で。
『内職』と自ら称しては授業の番書をしている風を装い、こつこつ、コツコツと創作にいそしんでいたので、授業中に書いていた作品に関しては、濡れ場は控え目でありました。(ホントかどうかは、今後またお目にかけられる機会に恵まれました際にご確認いただけましたら幸いです)
そして。
こちらをお読みくださいました方の中には、作中に一切出てこなかった「あるモノ」の存在に気づかれたかもしれません。
それが何であるかと申し上げますと、現在、エブリスタさんで私が公開している作品のどれもに、現代では欠かせない物となっている、
スマホ
が、本作には一切登場していないんです。
今から28年前といえば、お笑い芸人の方がショルダー型の携帯電話をネタにしているようなタイプの物しか流通していなかった時代で、今のような第何代ジェネレーションという概念すら存在していなかったくらい、ネットの環境は未熟でした。
そのため、創作した小説の大半は、
同級生や友達の間での回し読み
という、限定的な読み手さんしかいない状態で「おわり」を迎えるばかりでした。
同人誌にして発刊するという発想が私にはなかったので、こうしてネット環境が潤わなければ、本作品も皆さまの目にお留めいただけなかったのだと思うと、本当に趣深いです。
そして、何より。
ネットが普及しているのが最早『当たり前』となったからこそ巡り合え、
過去の産物として陽の目を見られないまま人の記憶から忘れ去られるだけだった本作に素敵な表紙絵をお描きくださいましたむぎこさんに、多大なる感謝を申し上げます。
本っっっっっ当に! 私のイメージしていた遥を描いてくださるのはむぎこさんしかいらっしゃらないと思い、当たって砕ける気持ちで『描いていただけませんかっ』と体当たりした私を受け止めてくださったばかりか、昇天しかけるほどの素敵なイラストを描いてくださったむぎこさんには、足を向けて寝ることができません、本当にありがとうございました。
しかしながら、公開当初のスケジュールで『完結』に至れず、SNSでの書き手から引退すると宣言したその期日までに終わらせられなかったこと、深くお詫び申し上げます。
ご尽力に報いられず、本当に申し訳ありませんでした。
今はただ、我が儘を押し通すことしかできなかった後悔しかありませんが、こうして完結に至れましたのも、むぎこさんのご尽力あってのことでした、本当に本当に、ありがとうございました…!
──こうして結びまで辿りつけましたのも、むぎこさんをはじめ、この作品に触れてくださいました皆さまがいてくださったからです。
心より、感謝申し上げます、ありがとうございました。
…とても長いあとがきとなりましたが、末尾までお付き合いくださり、ありがとうございました。
そして、また。
いずれかの作品でお目にかかれますことを願いながら、結びの言葉にさせていただきたいと思います。
ご閲覧、ありがとうございました。
(もしよかったら、次のページにもお付き合いくださいませ)
2022.MAR.01
Y.K 拝。
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