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もし、自分のやせたい理由が「やせにくい理由」だった方は、もう一度その理由を考え直してみてください。それで「ダイエットしても結局、自分の欲しかったものは手に入らないな」と思ったら、あなたのダイエットはそこで終了です。この本を閉じ、ダイエット以外の方法で、あなたの欲しいものを手に入れるよう頑張ってみて下さい。幸運を祈ります。
それでもまだ、やっぱりダイエットをしてみようと思った方は、あなたのダイエットする理由を、例えば以下のように「やせやすい理由」になるようアレンジしてみて下さい。
・太っていたら異性にモテないから
→自分がカッコいいと思える体になってみたい。
・だらしない自分がイヤだから
→自分に自信をつけたいから、ダイエットをやり遂げて「目標を立てて達成した」という成功経験を作りたい。
・デブとバカにされて悲しい思いをしたから
→自分の中の基準では、体重〇kgを越えたらデブ、それ以下は別にデブではないと思う。〇kg以下になれれば周囲にどんなことを言われても「あぁそう」と平気で聞き流せるから、〇kg以下になりたい。
・やせて健康になりたいから
→標準体重の人は死亡率が低くて病気の確率も低いらしいので、とりあえずは標準体重になりたい。
もう一度整理しましょう。「やせる理由」を作る際に必要なポイントは、以下の2つの条件を満たしていることです。
①やせる事で必ず達成できる
②自己満足のためにやる(他人の評価のためにやらない)
この2つの条件を満たすような理由ができたら、次にその理由を5回、音読してみてください。
「モテやすそうなカッコいい体になってみたい」
「モテやすそうなカッコいい体になってみたい」
「モテやすそうなカッコいい体になってみたい」
「モテやすそうなカッコいい体になってみたい」
「モテやすそうなカッコいい体になってみたい」
――あなた本当に、モテやすそうなカッコいい体になってみたいと願ってますか?それ、口だけで言っていて心の奥底では醒めてません?
「うーん。別に私、カッコいい体になりたいなんてそこまで真剣に思ってないなぁ……」と気づけたあなたは、素晴らしい自己観察力の持ち主ですね。最高です。
あなたが挙げたその理由は、どうやらあなたの真のダイエットの理由ではなかったようです。もう一度最初に戻って「どうして自分はダイエットしたいなんて思ったんだろう?」という所から自分を見つめ直してみてください。
それで結局「やっぱり私、別にダイエットなんて必要ないな」と思ったら、その時点であなたのダイエットは終了です。ダイエットの事はいずれ必要になった時にまた考えればいいので、今は忘れて、この本を閉じて普通に生活して下さい。
もし、5回音読してみてもまだ「うん、これ絶対やりたい!」「この目標なら心底実現させたいと思う!」という熱い気持ちが残っているあなた。
それでは、次に行きましょう。前置きが長くて大変お待たせいたしました。
次章からはようやく、このダイエットが何をやってどうやせるのか、具体的な説明に入ります。
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