衝撃

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真琴の言葉に、山南は下を向いた為、表情は分からない。 真「…明里さんには会ったことないですけど、きっと…山南さんの事、待ってるんじゃないかと思います。」 真琴が言葉を続けるが、山南は黙ったままだった。 永「…左之、少し外す。」 原田がコクリと頷く。 永倉は立ち上がり、真琴の腕を掴むと、そのまま部屋から離れていく。 永倉に腕を引かれるがままについて行く真琴は、玄関にたどり着くと口を開いた。 真「グスッ…何処に行くんですか?」 永「…まぁ、ついて来たら分かるさ。」 一度振り返り、真琴に向けてニッと笑うと、再び歩き出した。 真琴は慌てて後を追う。
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