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西本願寺への屯所移転の為、朝から大勢で力仕事をしていた。
あの日、明里を連れて屯所へ行くと、最初から仕組まれていたように、山南の軟禁されている部屋の窓を開けると、塀の外からでも話が出来るようになっていた。
2人は時間が許される限り、話を続け、しっかりと別れを告げる事が出来たようだった。
明里は涙を流していたものの、笑顔で屯所を去った。
その後、沖田介錯のもと、山南は切腹をし、武士として立派に散っていった。
山南との別れに、多くのものが涙した。
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