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今日から学び舎になる高校についた男はそのまま下駄箱に向かいそこにいる教師に声をかける。
「あの……新入生なんですが」
「ああ、はいはい。受験番号は?」
「765番です」
「うん……君はE組だね、名前は矢島千秋くんかな?」
「はい」
「なら君は十一番ね」
「ありがとうございます」
そのまま教師にお辞儀をしその場を後にする。
矢島千秋と呼ばれた男は言われたところに行き靴を履き替える。
この高校の一年の教室は三階らしい。
さっさと教室に向かう千秋。
教室に入ると誰もいなかった。
まだ誰も来ていないらしい。
千秋は自分の席を探して座るとそのままイヤホンをスマホに接続し音楽をかけ、そのまま机に突っ伏す。
先生が来るまで寝るつもりのようだ。
千秋が寝て二十分ほどで教室に賑わいが出て来た。
その賑わいの音に千秋は目をさます。
顔を上げるとなぜか教室がしずまりかえって千秋を見る。
さっきまで騒いでいたのになんで静かになるのかと思いながら千秋は周りをみる。
するとなぜか女子は顔を赤らめながらそっぽを向いてしまう。
「……?」
なんでそっぽを向いてし
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