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寝ること以外することがない。
本当のことだ。だって、起きるまで寝ていなければならないのだから。
起きるまで、だ。起きたら何でもできる。ご飯を食べるのもいい。遊びに行くのもいい。なんでも出来る。自由だ。
寝ること以外することがない。
私は寝ている。いつまで寝ているのか?それは起きるまでだ。
寝ること以外することがない。
私はなぜ寝ているのか?眠たかったからだ。睡眠は生き物に必要不可欠。私は本能に従ったに過ぎない。
もうどのくらい寝ているのだろうか。寝ること以外することがないというのは、少し退屈であるように感じる。でも仕方がない。寝ること以外することがないのだから。
私は目を覚ました。ついに眠りから覚めたのだ。とても長い睡眠だった。外に出ようか。久しぶりの外出である。本当に久しぶりだ。
外は暑い。この暑さも私には新鮮である。地中の窮屈さとはお別れだ。私は羽を広げ、空へ飛び立つ。
夏の空に、蝉たちの声が鳴り響く。
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