第3章 勇者は日本での生活を始めます!

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第3章 勇者は日本での生活を始めます!

「一樹~! あのぉ~、これはどう使用するのぉ~?」 「……ん? あああ……っ、ちょっと待ってねぇ~今お湯を流し終えたら教えるから? (汗!)」 うぅ~ん、 甘い声を出すエルにね、同じように甘え声で答える僕だよ。(笑) とにかく僕のエルは、昨晩から寝たってきりでね、寝汗もかなりかいているようだから。僕がお風呂を沸かしてね、お風呂に入っているのだけど……僕はね、今シャンプーを使用して頭を洗っているから、泡のお陰でさ、目の前が見えないんだよ。 だからね、エルが風呂の浴槽の湯が足りなくなり、湯を沸かしたいから、ガスの火を強くしたいみたいなんだけれども。使用の仕方が解らないから。僕に教えてくれと──甘い言葉を述べているんだよ。(笑) まあ、本当に可愛いエルフの僕の彼女……う~ん、嫁なのかな? とにかくそんな関係の初々しい二人なんだよ。 でもね、僕が、小さな子供みたいに『シャンプーハット!』を使用していれば良いのだけれども。そうでないから、頭の泡を流すのを待ってと述べたんだよ。 特にさ、僕の住んでるこのアパートがね。シャワー付のマンションなら良いのだけれども。家賃もリーズナブルな価格の2DKのアパートという事もあってね、無いんだよ。 (1)
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