第1話 ある日の夜

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う~ん、と、なると、冷たいお茶はないかなぁ~? ……えぇ~と、えぇ~と、ヨイショットと、色々と見て捜してみたけど。やはりこの冬の季節に冷たいお茶などはないよね……だから困ったなと、思う僕だよ。こうなると、違う飲料水に変えるしかないよね? ……えぇ~と? どれにしようか? さてさて、どれにしようか? 思案を始めて、僕はまた悩み始めるよ。 「う~ん、う~ん、う~ん……」と、独り言を僕は呟きながら……早く彼女の為に購入してあげないといけないのにね。だって彼女は、体力落ちて瀕死の重体なのだから。僕が助けてあげないといけないんだよ…… と、いう事で、風邪などひいた時に飲むと良いよと、前に知り合いから教わった事もある、スポーツドリンクのポリカを購入する事に決めたんだ! 〈プチ──ガシャ~ン!〉 よ~し! 購入し終えると──慌てて彼女の寝ている車に戻った。その後は、後部座席の扉を開けたよ。『ガシャン!』と、かなり大きな音がなったから。寝ている彼女起きたかなぁ? と、目で確認をしてみた。 でも、彼女は、「スゥ、スゥ、スゥ……」と、寝息を立てているのみだから、僕は、ホッとしたよ。 〈カシャ~ン〉 ポリカの間の蓋を開けたよ、今ふと、思えばね。あの頃の自動販売機の飲料水は、ペットボトルが主流ではなくて、缶で出来た飲料水が多かった気がするよ? ……でもまあ、そんな事はどうでもいいけど、僕は缶の蓋を開け終えると、「君! 君!大丈夫?」と、声を掛けたんだ。
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