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第2話 目覚めてみると?
〈チュン、チュン……〉
〈チュン、チュン、チュン……〉
「うっ、ううう……」
……ん?
「あっ、あれ? ここは何処?」
鳥のさえずりと太陽の眩しい光に──私は目を覚ました。
するとね、目の前には、見た事もない天井、それと、器具なのでしょうか?
……ぶら下がっているのが、目で確認とれました。
だから私は、ここは何処なのだろうか? と、思ってしまったの。
う~ん……え~と、確か私自身は、魔王を討伐する為に、パーティーのメンバー達と魔王城に潜入したし。その後も、何とか仲間達の助けあり、私自身も何とか魔王の玉座までたどり着き、魔王と対峙して対決をしたまでは良かったのよ。
でもね、その後がいけないの。魔王を後一歩まで追い詰めたまでは、記憶があるんだけどね。
その後の記憶がないし、目を開けてみると、見知らぬ器具と天井が映る光景があるのみなのよ。
だからね、一体ここは何処なの?
と、私は色々と疑問に思う訳なのよ。
でも、まあ、取り敢えずは、気分を落ち着かせて。冷静になって手足が動くのか確認してみるし?
え~と……体の方も動きそうかな?
ちょっと、自分自身の体を見て確認を取ってみるね……束縛はされていない気もするから……
「……ん? えっ、えええええええええええええええええええええええええええっ! うっ、うそぉ、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ! ちょっ、ちょっと、待ってよぉ、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
あっ、やばい……思わず大きな声を出してしまいました……
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