第1話 ある日の夜

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〈キィ、イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ?〉 「ばっかやろ~! 死にてぇのか~!」 「…………」 〈ブォ、オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ……〉 ……ん? 何かあったのかな? 僕さ、ふとね、車の急ブレーキの音の鳴る方へと目をやったんだ。何事? と、いった感じで。 するとさ、大型のトラックかな? 停まっているのが確認とれたよ。だから僕は、事故なのかな? と、思ってしまったんだ。 う~ん、だけど……何か違う? トラック自体が何かと、ぶっかった衝突音はしなかったから、大丈夫みたいだよ。 でも何で、大型のトラック──何に対して、急ブレーキを踏んだのだろうか? 僕この位置からだと、離れているし、暗いから、現場の様子が分からない? ……う~ん、でも、トラックの運転手、憤怒しているようだね。何かに対して、怒鳴り声をあげているようだから? ……多分人なのかな? と、思ってしまった。その後は僕は、大きな事故にならなくて良かったと、素直に思ったんだ。 だって人身事故だと、お互いが大変だと思うから? ……それにしても、トラックの運転手、良く停まれたねと、関心をしてしまった。特にこの辺りはの道路は、街灯りや街灯も少なく、真っ暗闇の田舎の県道なんのだよ。だから獣が横切っても、確認しずらい事も多々あるから。トラックの運転手、凄いなぁ~と、素直に関心をしてしまった。 〈ブォ、オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!〉 ……ん? あれあれ? トラックの方は発進をしたみたいだね……接触の方はなかったみたいだけど!? 歩いていた人はどうなったのかな?
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