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〈ギュゥ、ギュゥ……。ギュゥ、ギュゥ……〉
『……ん? あれ?』
僕の首に掛かっているエルさんの細い両腕が、何だがすこしばかり強くなった気がする、けれど……。
まあ、いいか?
「ううう……うぎゃ、うぎゃ、きゃぁ、ああああああああああああっ! ……で、他にはもう何もないの、か・ず・き?」
〈ギュ~ゥ、ギュ~ゥ、ギュ──ゥ……〉
「ん? うっ、ううう……。えぇ、ええええええええええええっ! エルさん、また首! 僕の首が──」
「そんな事はどうでもいいから、早く答えて──一樹──?」
「えっ、ううう……。あああ、えっ、えとね、あっ、あのね……」
「うん、『えとね』は、もう一樹いいから──早く答えてよ──」
あああ、どうしようか?
また先程と、一緒だよ。後ろからエルさんがね、僕の首を絞め始めた。甘えるのを止めてね……。
でもね、エルさんの僕に対しての甘え方が尋常ではないから、好意を持っていると思うんだよ。僕自身に。だから大丈夫だと思うし、全部彼女に述べても嘆願さえすれば許してくれると思うし、僕の好意にも気が付いてくれると思うから。正直に伝えるからね。
「あのね、ついついと、拭きにくいから、エルさんのオッパイ触ったてしまったし、握ってしまったよ。ごめんね──その後は余りにも大きくて柔らかいから、オッパイの先端をついついと、スイッチみたいに何度も押してしまったよ──本当にごめんなさい──本当に悪気はないんだ。男の性とういうか、興味が沸いてしまったというか……。エルさんが余りにも綺麗だから本当にごめんなさい──」
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