第2話 目覚めてみると?

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〈グギッ………〉 「うっ、ううう……。うわぁ、ああああああああああああっ! 見られたー! 触られたー!」 〈グギッ、グギッ〉 「ご、ごめんよ、エルさん……。ついつい……。悪気はないんだよ……あの、もしも、良ければ首を……」 〈ギュッ──ギュッ……〉 「私は一樹、何度も言うけれど、お、乙女で綺麗な体何だぞ──そこまでしたのなら、責任を取ってくれるよね?」 〈グギッ……〉 「う、うん、とるから、お願い……。く、首を離して、エルさん……」 「ほ、本当に、本当……? 絶対に責任を取ってよ、一樹、お願いだから……」 〈グギ、グギ、グギッ……〉 「うん、分かったよ。エルさん……。大事にするからね……。愛しているよ、エルさん、さようなら……」 ぼ、僕さ、どうも首や顔が、変に曲がったなったみたいで……。 段々と意識が薄れてきているようだから。この世とお去らばみたいだよ。 だからさ、父さん母さん、さようなら……。 あっ? それはそうと愛するエルさんに最後に告白出来たかな? う~ん、上手くいきそうな僕の恋だったけれど。死んでしまいそうだから取り敢えずは諦めるね。 ではみなさんさようなら~ 僕は死んじまちゃったぁ~! になったようだから。(シュン……) ◇◇◇◇◇ (29)
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