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〈グギッ………〉
「うっ、ううう……。うわぁ、ああああああああああああっ! 見られたー! 触られたー!」
〈グギッ、グギッ〉
「ご、ごめんよ、エルさん……。ついつい……。悪気はないんだよ……あの、もしも、良ければ首を……」
〈ギュッ──ギュッ……〉
「私は一樹、何度も言うけれど、お、乙女で綺麗な体何だぞ──そこまでしたのなら、責任を取ってくれるよね?」
〈グギッ……〉
「う、うん、とるから、お願い……。く、首を離して、エルさん……」
「ほ、本当に、本当……? 絶対に責任を取ってよ、一樹、お願いだから……」
〈グギ、グギ、グギッ……〉
「うん、分かったよ。エルさん……。大事にするからね……。愛しているよ、エルさん、さようなら……」
ぼ、僕さ、どうも首や顔が、変に曲がったなったみたいで……。
段々と意識が薄れてきているようだから。この世とお去らばみたいだよ。
だからさ、父さん母さん、さようなら……。
あっ?
それはそうと愛するエルさんに最後に告白出来たかな?
う~ん、上手くいきそうな僕の恋だったけれど。死んでしまいそうだから取り敢えずは諦めるね。
ではみなさんさようなら~
僕は死んじまちゃったぁ~!
になったようだから。(シュン……)
◇◇◇◇◇
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