17人が本棚に入れています
本棚に追加
「そうだよー! 初めてで悪かったわね、一樹! ……それに一樹は、先程から直ぐにそんなデリカシーのない事を言うんだから、もう知らない……私が初めてでいけなかった? キスやあんな事が……」
と、更に顔を赤くして僕に述べ出したよ。又どうもエルさんを怒らせたみたいで!?
どうも僕はね、一言も二言口が多いいみたい……。だからね、ここままでは不味い!?
エルさんが怒って膝枕をしてもらえなくなる……それどころか甘える事も不可になるし、最悪はこの部屋から出ていくかも?
と、なると僕も大変に困るから、エルさんに慌てて謝罪をしないといけない。
「えっ? いや、そんな事はないよ……本当にごめんね、エルさん……申し訳ないです……(冷や汗……(笑))」
まあ、こんな感じでね、エルさんに謝罪をしたよ。本当にこれ以上エルさんが拗ねるのは、僕も好ましくないからね。一目惚れをした女性だから。
「う~ん、仕方がないな! (笑) 今回だけだよ、一樹……そっ、それに、あっ、あの……一樹?」
う~ん、許してくれると述べてきたエルさんだけど!?
今度はね、今迄は膝枕をしていた僕の目をしっかりとした。彼女の美しい碧眼の瞳で見て──見つめていたのだけど。
急にさ、僕の目から視線を外してね。『モジモジ』とし始めたよ。
顔をも未だ真っ赤のままだし……中々言葉も出ない……一体何を述べてくるのかな!?
「うぅ~ん、なに?」と、僕は取り敢えずは、『ドキドキ!』しながら尋ねてみた。
この部屋を出ていくと言ったらどうしよう?
……だって、僕を優しく膝枕をして看病をしてくれている女性は、人種ではなくて妖精種のエルフの女性なんだよ。
(35)
最初のコメントを投稿しよう!