第2話 目覚めてみると?

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「そうだよー! 初めてで悪かったわね、一樹! ……それに一樹は、先程から直ぐにそんなデリカシーのない事を言うんだから、もう知らない……私が初めてでいけなかった? キスやあんな事が……」 と、更に顔を赤くして僕に述べ出したよ。又どうもエルさんを怒らせたみたいで!? どうも僕はね、一言も二言口が多いいみたい……。だからね、ここままでは不味い!? エルさんが怒って膝枕をしてもらえなくなる……それどころか甘える事も不可になるし、最悪はこの部屋から出ていくかも? と、なると僕も大変に困るから、エルさんに慌てて謝罪をしないといけない。 「えっ? いや、そんな事はないよ……本当にごめんね、エルさん……申し訳ないです……(冷や汗……(笑))」 まあ、こんな感じでね、エルさんに謝罪をしたよ。本当にこれ以上エルさんが拗ねるのは、僕も好ましくないからね。一目惚れをした女性だから。 「う~ん、仕方がないな! (笑) 今回だけだよ、一樹……そっ、それに、あっ、あの……一樹?」 う~ん、許してくれると述べてきたエルさんだけど!? 今度はね、今迄は膝枕をしていた僕の目をしっかりとした。彼女の美しい碧眼の瞳で見て──見つめていたのだけど。 急にさ、僕の目から視線を外してね。『モジモジ』とし始めたよ。 顔をも未だ真っ赤のままだし……中々言葉も出ない……一体何を述べてくるのかな!? 「うぅ~ん、なに?」と、僕は取り敢えずは、『ドキドキ!』しながら尋ねてみた。 この部屋を出ていくと言ったらどうしよう? ……だって、僕を優しく膝枕をして看病をしてくれている女性は、人種ではなくて妖精種のエルフの女性なんだよ。 (35)
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