嘘の中には、真実が混ざっている

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声に、 危機感を覚えた堂城は、 周りを確認に誰も居ない事、 誰にも聞かれていない事確認し、 一応、 もしも時の時の事を考え、 小さな声で昴に説明を求める。 「……本来は、 柿谷霧矢の力は借りたくはありません。 けれど、 いまは、 1秒でも時間を無駄にできない状態なんです。 でも、 彼の命を救うには、 柿谷霧矢の力を借りるしか方法がなんです。 だから、 お願いします。 俺は、 渚の為にも、 彼を助けたいです」 『おいおい待て! 死のうとしてるのは、 泉石じゃあないのか? 俺は、 てっきりあいつが死のうとしているのかと』  堂城は、 てっきり渚が、 自殺しようとしていると思っていたので、 話が違うと昴に、 待ったをかける。
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