略奪は、甘い蜜の誘惑

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 けれど、 若草樹里は、 最初こそ不審者を見るような視線で戦績なぎさを見つめていたが、 いまは純粋に渚のことを岡宮永輝の親友だと信じ切っている。 「えっ! なんで恥ずかしがるんですか? 若草さん、 あいつに、 プロポーズされたんですよね?」 「かぁあああああぁあああああああああああああ」  あの日の岡宮永輝の行為(愛の抱擁と言葉)を思い出したのか、 樹里の顔がドンドン真っ赤になる。    
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