135人が本棚に入れています
本棚に追加
逃げる様に、
渚の前から走り去ろうとしたら、
腕を強く掴まれ、
近くの壁に押しつけれらた。
_ドン_
「なななななななぎささん!?」
いきなり、
壁に押しつけられたので、
逃げる事すらできない。
それどころか、
押しつけれらたはずみで、
彼に貰った緋色の薔薇が空中に……
「あぁぁぁぁぁ、
薔薇が……」
「……薔薇の心配ですか? 若草さん。
いまの自分の状況分かっていますか? 」
「!?」
「……あのまま、
わたくしの言う通りにしておけば……痛い目を見る事はなかったのに……」
_ピ! なにかが再生される音_
突然、
樹里の耳元の聞き覚えのある声と聞き覚えの会話が聴こえてくる。
最初のコメントを投稿しよう!