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神秘な花だと思いませんか? 花から漂う強い香りで、
咲き始めた事が解る。
そして、
月下美人は、
その名の通り、
夕暮れから夜に強い香りの花を咲かせて、
朝にはしぼんでしまう。
そう考えると、
夜空に咲く、
月下美人って神秘的なんでしょうね?」
「!? なぁなんで…」
混乱している樹里に元に、
一人の男性が背後から近付いてきた。
それの男性は、
何故か月下美人について解説しながら、
自分に近付いてくる。
けれどそれ以上に、
樹里は、
この男「泉石渚」が、
どうしてここに居るのかを問い詰めたくて、
彼の胸蔵を力一杯、
思い切り掴んだ。
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