染谷くんの前では、ブスなので二度と笑いません。

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 いばらの道で、私は染谷くんから茨で百叩きの刑に処された。 一体、私が彼に何をした。身の程知らずのブスが、彼みたいな王子様に告白したら、こんな仕打ちを受けないといけないのか。 「い、いやです」 そういうのが、やっとだった。 結局、染谷くんが立候補したせいで女の子の立候補が急増し、じゃんけんになった。 そのせいで何故かじゃんけんに負けた染谷くんは体育の教科、私は優子と美術の教科になった。 「染谷くん、残念だったね。美弥とクラス委員になりたかったのに」 放課後、携帯を受け取った私たちは部活や寄り道に向かうもの、教室でお菓子を広げて食べている者と好き勝手に自由行動を楽しんでいた時だ。 優子が部活に向かう染谷くんに私の話題で話しかけていた。 「私はなりたくない」 「恥ずかしがってるの?」 「違う。染谷くんとなんて、一緒のことはもう何もしたくない」  顔も見れない。うつむいて、顔を上げることもできない。 でも下を向いたら、泣きそうになってそれが悔しかった。 「染谷くん、いったい美弥に何をしたの」
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