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ユウとジンはウマが合わない
うなじに男の湿った呼気があたった。それはひどく不快だった。逃げ出したい。しかし、男の熱に深く貫かれた体は、思うように動かない。
男は無遠慮にユウを突き上げた。ユウは、四つん這いの格好で男に秘部を犯されながら、指先が白くなるほど強く、ベッドシーツを握りしめた。
「痛い痛い痛い! はずして!」
ぽたぽたと、シーツの上に涙が落ちる。男はその悲痛な叫びにさえ息を荒くして、うしろから何度も出入りを繰り返した。ユウの中心はうち震え、じわじわと蜜を滴らせている。いっきに溢れないのは、根本を圧迫している数本の輪ゴムのせいだ。
このまま達してしまえばどうなるのか、恐ろしくて想像もできなかった。快感が押し寄せるたびに、輪ゴムが食い込んで、果実はいっそう赤みを増してゆく。
「お願い、いっかい、止まっ、」
訴えは、いっさい聞き届けられない。どうしようもできない感覚を、かぶりを振ってやり過ごす。体が熱すぎて思考が溶けた。
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