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「先にお風呂をどうぞ・・・いえ、一緒に入りますか?」
白いカッターシャツを着て、グレーのスラックスを着た姿は、本当に日本人離れして居る。
その綺麗な瞳が、細く細められる。
僕の、奥底まで、射抜くような視線に、僕は震えた。
僕は、その場でブンブンと顔を横に振った。
「それは・・・一人で入れと言うことでしょうか?」
「そ、そうです・・・」
「分かりました。ではお先に、失礼いたします。」
僕に黙礼して、一ノ瀬さんは、僕のお風呂へ入って行った。
ガ、ガラス張りのお風呂なのに・・・
一ノ瀬さんは、少しも怖じけずに、サッサと服を脱いで入って行った。
僕は、その姿から目を逸らせた。
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