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俺は魔理沙が使っていたマスタースパークを見様見真似で放った
「これは!?あの金髪の魔法使いの!」
妖精メイドを吹っ飛ばし、俺はすぐさま近くの部屋へ身を潜めた
「何故俺があの技を使えたのかはほっといて……今は魔力や気を消しとかないと…」
俺は息を殺し、気を鎮めて隠れる
妖精メイド達は俺を探しているようだ…眼を赤く光らせ…まるで支配された人形の様に…
「ん?…あの目…あの様子………まさか!?」
俺は一族が滅ぼされたあの時のことを思い出す…人間が何故襲いかかって来た?…何故言葉が通じなかった?…
「まさか!…隷属魔法か!!」
全てが繋がった…人間を隷属させ、俺たちを襲わせた…そして今回の妖精メイドの件…
「……そうか…全てお前の仕業だったのか…エレノアアアア!!」
俺は刀を手に…部屋を出た
すぐさま妖精メイドが俺を取り囲む…俺は銀の瞳を光らせ鋭く睨む
「……どけ、斬るぞ?」
俺の怒りは底を知れない…罪のない人間だけではなく、奴の思惑で殺された一族の無念…そして何より…俺を利用しようと企んだ愚行…許す訳には行かない
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