0人が本棚に入れています
本棚に追加
「君のおかげで結論がでたよ。工場はそのままおいて更なる味の進化をする。そうしてもうひとつ新に商品開発をする、それは完全手作りにして限定店舗でしか買えないようにするんだ。ありがとううさぎさん。君のおかげだ」
いや、俺なにもしてないんだけど。
「仕事頑張って下さい」
煎餅屋の社長はにこりと笑ってベンチから立ち上がると行ってしまった。遊園地の騒がしい音が聞こえてきてここが遊園地だったことを思い出す。水鉄砲を持った子供たちが半そでに短パン姿ではしゃぎながら走っているのを見た。夏、夏だなぁ。うさぎさんは満面の笑みで入道雲流れる空を見上げた。とりあえず倒れる前に休憩がしたい。
最初のコメントを投稿しよう!