転生するという事

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転生するという事

空を見上げる 雲一つない青い空に鳥が飛んでいく姿が見える 柔らかな日差しと風に揺れる草花 未舗装の小道の道端、俺は倒木に腰かけている 顔を正面に戻せは山の木々の濃い緑が目に入る 小道の向こう側は少し下れば小川が流れている のどかな時間である が 別に登山に来ているわけではない 俺の格好は黒地に蛍光イエローラインのジャージで足元はサンダルである 普通に部屋着である 休日のいつもの遅い起床、朝食を買いに家を出たはずである 俺の住むアパートから100メートルほどの先のコンビニにである しかし何故か俺は山の中にいる コンビニが有る交差点で赤信号を眺めていて…今ココである 幾ら思い出そうとも間の記憶がない (さてと…記憶喪失かワープか異星か異世界か何かしらの展開なのか?) (まずはお約束の、ステータスオープンっと) 名前:東雲真人 (21歳) 状態:正常 レベル:E ランク:S 筋力 E 体力 E 器用 E 敏捷 E 精神 E 知識 E 運 S 信仰 F スキル:転生者 アシスタント 表示されたステータス画面は目の前にあるが、目の前にない 何を言っているのかわからねーと思うが 視覚と前頭葉というか脳内との間に薄い膜がある感じ?     
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