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アイリちゃんにも呪文を教えると穂先に風の波紋が浮かぶ
アイリちゃんが槍を振るうと穂先の波紋が薄く伸びる
「マサト様、凄いです…魔法使いです」
尊敬の目で尻尾パタパタである
「マサト…さん…これは…本当に…凄いです」
「本当に…魔法使い…です」
ミリアちゃんはいまだにショックから立ち直れていないようである
「内緒ですよ」
口に人差し指を当てる、恥ずかしいポーズを取ってしまった
「もちろんです、はい」
尻尾パタパタが最高潮である
「はい」
固まったままのミリアちゃんはもう少し時間が必要そうだ
バックから飴を出してミリアちゃんとアイリちゃんに手渡す
水筒からお茶を入れてしばし休憩する
さて…1週間ほど毎日朝から夜までダンジョンに潜りましたがあまり進展がなかった
中層は甲虫と状態異常の蛾と蜂である
蛾と蜂はバーストで叩き落してから叩くので問題は無かった
甲虫相手も装備を強化したのでサックサクであったが、しかし上層に進めていなのだ
そろそろ宿泊も視野に入れないとなのである
宿屋「あの夏の熊街道亭」
朝、アイリちゃんが洗濯物を干すのをベットの中から眺めている
洗濯物を干し終わるとテーブルと椅子をそろえて扉から出て行く
開けっ放しの扉から朝食を持って運んでくる
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