大麦畑のダンジョン.3

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尻尾をパタパタと振りながら、テキパキと支度している 朝食の支度が終わるとベットの傍らに来る 「あれ?マサト様起きてたんですね」 「おはようございます」 俺の顔を覗き込んで笑う 「うん、見ていた」 アイリちゃんを抱き寄せて俺の体の上に転がす キスをする 唇を重ねた後、薄く弾力のある唇をペロっと舐めてから上体を起こす 「おはよう」 アイリちゃんを立たせてから藁布団のベットを出る さて、起きるとしよう 「今日は1日お休みだけど何かしたい事ある?買いたいものとか?」 「タニアさんとサーニャさんの所に行くです」 「防具取りに行かないとね、ついでに修理もしてもらおう」 「他には?」 「エルネさんにもあいたいです」 「そうだね昼に行こう、他は?」 「あとは、大丈夫です」 朝食を終えて1階の食堂に食器を返却する 食堂には冒険者風のパーティが何組かいた 「ごちそうさまです、食器置いておきますね」 「あいよ」 おかみさんがカウンターを出てやってくる 「あと宿泊を10日延長と水筒にお茶お願いします」 「あいよ金額は前回と一緒でお茶はサービスだよ」 「ところで、大麦畑のダンジョンが人気だそうじゃないかい?」 「いままで誰も見向きもしなかったのにねえ」 「ダンジョン目当てで冒険者がチラホラやってきてるよ」     
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