大麦畑のダンジョン.3

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しかし今日は室内には結構な数の冒険者が居た この町にしては大盛況な数である カウンターの女性職員が戸惑いながらも対応している ミリアちゃんに引っ張られてカウンターの中を進む カウンター奥の部屋に扉を開けて入る 部屋の中にはギルド長とネイサンさん達とリヨンさんがいた 「よう、久しぶりだな」 リヨンさんはジュルク村のまとめ役で元は冒険者である 「はい、おひさしぶりです」 ジュルク村を出て2週間ほどだが、とても懐かしく感じる 「聞いたぞ、偉く可愛い子を手に入れたんだって?」 「紹介しろよ、その子か?」 俺の後ろのアイリちゃんをみてから俺を見てニヤニヤする 「犬人族のアイリといいます」 「アイリと言います、初めまして」 俺に隠れながら、おずおずと会釈する 「おう、初めましてよろしくだ」 リヨンさんは俺越しに覗き込んで笑う 「そろそろいいかな」 冒険者ギルド支部長のカミーユさんが声を掛ける 「おう、すまねーな」 リヨンさんがカミーユさんの方に振り返る ネイサンさん達はコッソリおれに手であいさつしてくる 軽く会釈して挨拶を返す 「ミリア、カウンター業務を手伝ってあげてください」 「あと、その子に待っている間に飲み物を」 カミーユさんが促す 「はい…アイリちゃん、いきましょ」     
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