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大麦畑のダンジョン.4
冒険者ギルドのカウンター奥の部屋
冒険者ギルド支部長の部屋である
「それで…マサト君、何をしたんです?」
カミーユさんが問いかけてくる、ちょっと空気が重い
「えーっと…いえ、大麦畑のダンジョンに潜っているだけです」
ミリアちゃんにやましい事はまだ何もしていないです、はい
「それは知っています」
「それで…何をしたかを聞いています」
優し気に問いかけてきますが、容赦が有りません
もしかして何か責められているの?
「え?ミリアさんが何か言ってましたか?」
朝の雰囲気からは想像できないが
視姦されてるとクレームがあったのかと考える
「いえ、ミリアは何も言いませんでした」
「それで君に来てもらってるんです、何をしました?」
ジーっと俺を見つめるカミーユさん
何を責められているのかがわからない
ミリアちゃんは何も言っていないのに責められる?
「いえ、本当に真面目にダンジョンに潜っているだけです」
奴隷の女の子も買ってるし、エロ目的かナンパ目的に見えたのかな?
「それはわかってます」
「しかし、私は君が何かしたと思っています」
「マサト君、変化には必ず理由が存在します」
「そして、その変化は君が来てからです」
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