13人が本棚に入れています
本棚に追加
「では、今後はどうしましょう?」
「宿泊は駄目なら今までの様にお昼を持って入るしかないですね」
「もしくは増えてきた冒険者で一緒に入ってくれる人達を探すか」
「でも共闘は寄生にならない相手を探さないとですし」
「募集して、当分は今まで通りですかね?」
良い案が浮かばない
「そうですね、宿泊は厳しいですね」
「もしくは経験を積んで討伐速度を上げて行くしかないですね」
「共闘パーティ募集は私の方でしておきます」
ミリアちゃんも考えながらしゃべる
「後これ渡して置きます」
強化魔法の書の初級と中級をミリアちゃんに渡す
「これは?」
手に取って眺めている
「そのうちでも、使えたらいいなと思って」
「自分はもう覚えたのであげますよ」
「そんな、私なんてまだ」
「あれ?」
「初級の魔法読めます、覚えられそうです」
一枚一枚ページをめくりながら、ブツブツと集中している
そんなミリアちゃんを見ながら思う
そりゃ覚えられるでしょうと
完全に発動まではしていなかったが
ミリアちゃんのあのタフさはきっと強化魔法でしょうと
さらに技を覚えてはいないが盾で弾くのはシールドバッシュでしょうと
技もちゃんと学べば使えると思うんですよね
「私にもできます」
最初のコメントを投稿しよう!