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テンションが上がって強化魔法を次々と披露してくれるミリアちゃん
外見からでは違いはほとんどわかりません
しかし、とてもとても嬉しそうです
「あと、攻撃や防御の技はどうやって覚えるものなんです?」
「武術や戦技と呼ばれるものは師事して学ぶものだと聞いています」
「私には師がいませんので、技は使えません」
ミリアちゃんんの上がったテンションがまた下がる、しょぼーんである
「ギルドで聞いてみましょう」
「教えてもらえればダンジョンの攻略に役立ちますよ」
「今日にでも聞いてみましょう」
席を立ち、食器を片付けて冒険者ギルドに向かう
冒険者ギルドは冒険者が数人いた
日に日に冒険者が増えてきているようである
「すいません、今いいですか?」
冒険者ギルドのカウンターの職員の女性に話しかける
「はい」
書類から顔を上げて答えてくれる
「技を教わりたいんですけど、誰か紹介してもらうことはできますか?」
「はい、覚えたい技の武器は何ですか?」
職員さんは武器を持たず、村人の服装の俺を見て戸惑っている
「いや、俺じゃなくミリアさんです」
窓際にいるミリアちゃんを指さす
「あら?ミリアちゃんなの?」
「ちょっと待っててくださいね」
席を立ちカウンターの奥の部屋に入っていく
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