13人が本棚に入れています
本棚に追加
アイリちゃんが尻尾をパタパタしている
「無理はしないで頑張ってね」
矛盾したことを言いながら頭をナデナデする
「頑張ります」
両手を胸の前で強く握りしめて、アイリちゃんもやる気である
宿に戻り夕食を食べながら今後の方針の確認である
「ミリアさんは技と強化魔法の訓練をしましょう」
「アイリは戦い方を学びましょう」
「せっかくのチャンスです、教えてもらえるなら学びましょう」
「そして俺は魔法の練習かな」
訓練メインの提案をする
「そうですね、わたしも中層で手がいっぱいですから」
「この先は戦技と強化魔法は必要だと思います」
ミリアちゃんが瞳をキラキラさせている
「がんばります」
アイリちゃんは自信無さげに答える
「大丈夫だよアイリ、危険な事は俺もさせたくないからね」
「出来る範囲で頑張ればいいよ」
「はい」
頭ナデナデである
ミリアちゃんを送って宿に戻る
アイリちゃんの本当の役割をじっくりと教えてあげようと思う
そう、じっくりねっとりたっぷりとである
俺の胸に顔を埋めて目を閉じながらクンクンとペロペロするアイリちゃん
頭をナデナデ、抱きしめて眠りにつく
翌日の朝の日課と準備と支度を終えて冒険者ギルドに向かう
今日からはダンジョンは当分お休みで訓練メインである
最初のコメントを投稿しよう!