ポッキーの日
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「先生も幸せになりたい。先生の腕時計はデジタルの正確な時計だ。11時11分8秒になったら、カウントダウンを始める。幸せになりたい人は一緒に叫ぼう」 時はやってきた。 「3、2、1!」 「ポッキー!」 静まりかえった教室に私の大声だけが響いた。 ――結局、私だけが幸せを待つことになった。
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