魔王が仲間になりました。

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綺麗な女性にドキドキしつつ貰った酒を飲もうと手を伸ばした瞬間、ディベールに奪われ飲まれてしまう 「ほう、なかなか強い酒だ」 酒を飲んでも動じないディベールに一瞬たじろぐ踊り子の女性 「残念だが、先に勇者に目を付けたのは私だ。私のものに勝手に手を出すな」 「はぁ?!お前何言って…!」 酒を飲まれたことより誤解を招くような言い方に思わず立ち上がり訂正しようとしたが、踊り子の女性はライトとディベールを交互にみて 「もしかして、お兄さん達…そうゆうこと?」 「違います!」 「消えろ女。さもなければ消す」 「物騒な事言うな!すみませんアイツちょっと常識なくて」 「いいえ、邪魔してごめんなさい」 すまなそうな感じでステージの方へと戻って行った踊り子の女性を見送ると深いため息をついて席に座る 「変な事言うなよ…」 「あの女は盗賊だ」 「はぁ?」 「さっきみたいに勇者に強い酒を振舞って、酔いつぶれたところで手持ちの財布や装備を奪っている」 「まさか」 もう一度、踊り子に目を向けるとステージで華麗なダンスを披露していてライトが見ているのに気が付くと笑顔でウインクしてくる その様子に驚き頬を赤らめて顔を逸らす 「勝手な事いうなよ」 「別に信じろとは言っていない。勇者が危険な目に遭わなければいいからな」 「何だよそれ」     
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