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興味が湧いた。
夕食を食べ終えて宿に戻るなりベッドに寝転がる
「あー…腹いっぱい」
ゴロンと仰向けになり天井を見つめているとディベールに覗き込まれ驚き目を見開く
「……な、なに」
何か思うところがあるのかライトが着ている装備を見ると手をかけ脱がしにかかる
「は?え?な、なになに?」
「暴れるな」
襲われる!とライトの中で判断し焦り足や手を使って抵抗するが、胸当てのベルトを外され脱がされてしまう
「やっぱり、仲間のフリして俺を殺す気だったんだな!」
ライトはベッド脇に置いてある剣を手に取り防御するように構えるが、ディベールは胸当ての裏や表を触りながら呟く。
「これはもうダメだな」
その声にライトはキョトンとして瞬きをする。
「やはり安物の大量生産はダメだな。明日、新しいのを買いに行くぞ。装備はこだわった方がいい」
ディベールが顔をあげてライトを見ると剣を構えており首を傾げる
「どうした?」
「え?いや、装備もうダメなのか?」
「所々亀裂が入ってるからな。割れる前に変えた方がいい」
「…わかった」
焦った自分が恥ずかしくなり俯き加減で剣をベッド脇に置き直す。その様子をみてディベールは笑みを浮かべライトのベッドに腰を下ろす
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