魔王が仲間になりました。

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遅れて入ってきたライトが窓際に立って外を見ているディベールに近付き何を見ているのかと一緒に覗き込む 「そう言えば腹減ったな…」 朝食べただけで、ここに到着してから何も口にしていなかったのを思い出し急にお腹が空いてくる 「布団もう1つ用意するように言っておいたから。俺、飯食ってくるから受け取っておいてくれ」 返事をせず外を見ているディベールをほっといて部屋から出ていこうとすると無言で後ろから着いてくるディベール 「おい、俺の話聞いてたか?布団受け取れって言っただろ?」 「そんなことより飯だ勇者」 ライトの言葉を無視して先に宿の外へと出ていってしまうディベール。その様子に軽い怒りを覚えつつ、手足の鉄装備を取り外し念の為胸の装備と剣だけを持ってライトも外へと出る 外に出ると田舎とは違い人影がまだ結構あり、買い物する人や食事をする人などが見受けられる 「やっぱ田舎とは違うな…」 田舎とは違いまず街の明るさに違いを感じるライト 「そういやアイツどこ行ったんだ?」 先に出ていったディベールの姿を探すが近くにはおらず首を傾げるが、まぁいいかと向かいの酒場へと入る 酒場は活気があり酒を飲むのは勿論、歌って踊る人もいればコインやカードを使ったゲームをしている人もいる。ライトは空いているテーブル席に座ると店員の女の人を呼ぶ     
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