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本棚に追加私は、ひどく醜く、軽薄で、どうしようもない女だ。
私が私のことで認識できることは、せいぜい女だということくらいだろう。
ああ、つまらない。
どこに居ても味気ない。
楽しいと感じたことなんてこの世に生を受けて一度でもあっただろうか。
こんなにも汚く淀んだ世界でも下品な笑い声はどこからともなく聞こえてくる。
なのにどうして、私は笑えないんだろう。
煙草の火が消えるその瞬間、私のもう片方の手はスマホを握っていて、知らないうちに電話をかけていた。
人間の無意識の行動というものは本当に恐ろしい。
もうこの一連の動作は私の身体に馴染んでいた。日課と呼んでもいいくらいには、根強く。
無機質なコール音が木霊するように鼓膜に反芻する。
プツッとコール音が途切れた瞬間、私は言いたくてたまらなかったその言葉を発する。
「――ねぇ、イカせて」

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